3-A07 MoodGroove: テキストと身体動作による対話型音楽生成・編集システム

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3-A07 MoodGroove: テキストと身体動作による対話型音楽生成・編集システム

土屋 実結（江戸川女子高等学校），清水 紘輔（筑波大学），鈴木 健嗣（筑波大学）

ダンスは，人間が感情を表現するための典型的な手段である．これまでの研究では，振付情報に基づいて音楽を作曲するなど，人間の体の動きを音楽に変換する方法が探求されてきた．しかし，従来の研究では，動きと感情と音楽のマッチングに焦点が当てられておらず，機械的に動きを音楽に変換する傾向があった．本研究では，ユーザーの感情を表現し，それとインタラクションするための音楽を，ユーザーの動きを用いて創作するシステム「MoodGroove」を開発した．このシステムは，まずユーザーが声で入力した感情情報に基づいて15秒のループ音楽を生成し，その後ユーザーの動きによって音楽のパラメータを編集することで，音楽の印象を変化させる．この研究は，ユーザーの感情を楽曲の形で表現することが，曖昧な感情を非言語的に表現し，その感情への没入とコミュニケーションを促進する可能性があることを示唆している．